アラサー現実に直面する

何も求めない米んち

秋が来た

今年はなんだかよくわからない病気がわたしを襲った。細々と調子の悪いこともあったし、

悪化するのが怖くてすぐに病院に行った。

医療費は莫大な費用になっている。

副作用で飲めない薬がたくさん溜まっている。

旅行好きのひとのパスポートのような、お薬手帳

 

ある人がわたしに教えてくれた。

どうにもならないよ、受け入れるしかない。

そう、病気になってしまったら治すように努力はするけど、悪化してしまったらどうにもならないし、その身体でやっていくしかない。

諦めるしかない。

それを聞いてからというもの、悪化したりよくなったりする身体を、ぼーっと眺めているだけだった。

それはそれは物凄い恐怖だったけれど。些細な変化に一喜一憂して。どうなるかわからないからね、予測できなくて毎日とても怖かった。

朝起きて、恐る恐る声を出してみた。

ああ、よかった、今日は出る。

 

なにをしても、健康な日なんてない。

いつもどこかが不健康だ。

 

 

今日は誰からも連絡がなかった。

 

 

いろんなことを少しずつ手離していく1年だったし、これから数年はそんなことが続くんじゃないかと思う。

ああ、やっと、自分が離れていった、

という感覚である。

向上心のある熱い人間である必要もないし、

夢を持たなきゃいけないわけじゃない。

どんどん自由になっていくなあ。

 

片思いの1年でもあった、

異性関係も、友人に関しても。

両思いって難しいんだな。

暴投しすぎたんだなあと深く反省しているので、これからは名キャッチャーでありたい。

なんて恥ずかしい毎日だったんだろう。

これが老衰というやつか。